ピアノ指導を続ける中で保護者の方からよくこんな質問をいただきます。
うちの子は家で練習をしたがりません。定期的にピアノに向かわせるにはどうしたらよいか。
こちらが言い過ぎてピアノ嫌いになってしまうのは避けたいので何かいい方法はありませんかと。
またまったく練習しない状態で
先生のところへ伺うのは失礼にあたるのではないか、と指導者である私の心情まで慮ってくださる方さえいらっしゃいます。
答えはもちろん、その通りです。
宿題をせずまったく鍵盤に触れないで来れば、レッスン時間を譜読みやゼロからの練習にあてることになり
その分進みは遅くなります。
本来ならば、ご家庭でしてきてもらうことなので。
毎月お月謝をいただき指導させていただいている身としては、失礼というよりも、もったいないと感じます。
ただ、だからといってその生徒に対して練習をして来なかった経緯をきいたり、頭ごなしに責めるようなこともしません。
むしろ、レッスン内でピアノという楽器の魅力を再確認し、味わい少しでも弾けるようになって楽しんで帰っていってほしいと思っています。
ですが、ひとつだけ。
レッスン態度が悪い事に関しては
特段厳しいです。笑
今まで私に怒られてきた生徒たちは、今現在
皆レッスン態度がとても優秀な子たちに育て上がっています。
そして、進度より何より大事なことがあるんですよね。
(演奏家のプロを目指しているなら話は別ですが)
この先の未来、ピアノがずっと好きでいてくれること、なんです。
好きプラスもっと上手に弾けるようになりたいとか、
向上心が湧いてくると、人は誰からも何も言われなくても自然とピアノに向かうようになります。
誰だって、弾きなさいと言われて弾きたくないですね。
むしろ、あれ弾いてくれる?弾けるんだっけ?と聞かれるくらいの方が心地いいかもしれません。
ぜひご自分に当てはめてみてください👂
無理強いは
本来好きだったものを嫌いにさせる元になりかねませんのでご注意を😊