止まったらどうする?^_^

皆さんは発表会に向けて日々一生懸命練習していると思いますが、今日は敢えて先を見越したお話しをしたいと思います。

まだ全部弾き切れていない生徒さんも同じくです。

発表会にかぎらず、人前で弾くという行為は緊張しますよね。普段のレッスンでも、先生の前で弾くときは家での練習時とは気持ちが少し違うでしょう。

「緊張より断然楽しさが勝つ!」
なんて大物アーティストのようなコメントを言ってみたいものですが、なかなか難しいではないのでしょうか?

そもそも緊張するのはなぜでしょうか?
お客さんによりよい自分を見せたいから?間違っちゃいけないと思うから?

では間違っちゃダメと思うのはなぜか。

ミスしたら恥ずかしいから、ではないですか?

先生も手が小さいので昔からミスタッチはよくします。
けれど、間違いを気にするあまり、曲の始まりに戻ろうとすると、恩師に「その手前から弾きなさい」とよく言われました。

”冒頭に戻って弾き直すクセ”が習慣化していると
聴いているお客さんの立場になった時どうでしょうか?

「あーもうそこは聴いた」「早くその先を聴かせてよね」という気持ちになりますよね。
音楽は流れていくもので、止まれません。

間違った音は自分的に気になり反省しつつも…ミスはミスとして受け止め、先を弾き続けられるように意識する練習も必要です。