よく、練習することが楽しくなってくれればいいのですが…というお声をききます。
ごもっともです。
実は自然に楽しくなるためのコツがあるんです。
それは、まずピアノを「気分で弾かない」ことです。
弾きたくなったら弾く
という生活をやめるのです。
一瞬え?と思うかもしれませんが、
気分でピアノに向かう習慣をずっと続けていると、
曲が難しくなり思うように指が動かず、気分が乗らなくなったとき、当然向かいたくなくなります。
練習から逃げる理由を探すようになります。
ではどうすればいいか。
それは、自分に1日何分、何時間という「ルールを課す」ことです。(幼い子はなかなか決められない、守れないと思うので親御さんがある程度決めてあげます)
ピアノは能力的に上達のスピードには個人差がありますが、
上手な子は圧倒的に365日ほぼ毎日弾いています。
時間がないという理由は通用しません。
隙間時間を見つける工夫をしているのです。
この習慣は大人になってもピアノ以外の
場面で役に立つことがあります。
『新鮮な音に出会え、鍵盤に向かうたびハッピーな気持ちになる』
この境地にいけるには
やはり地道な努力、練習の賜物しかありません。
そこから自然と本物の楽しさが湧いてきます。