曲と向き合うこと

8月に行われる予定だったホールでの発表会は中止となりましたが、希望者のみ教室での発表をします。

中には、「なーんだ、いつもの教室じゃん。聴いてもらうのも家族だけなのか」と肩を落とす生徒さんもいるかもしれません。
そう、確かにホールでの気構え、緊張感とは違うかもですね。

でも、です。
事前に準備をしてきてわざわざ発表会をする意味って何だろうと考えたとき、

大きな舞台を踏むことだけが目的ではないことに気づきます。

発表会に限らずですが、
ピアノを弾くということは曲と向き合うということですよね。
(音楽全般ですね)

よく、好きな曲は練習が捗るし覚えるのも早いといいますがこれには理由があって、
好きであるその曲と真摯に向き合えているからです。

好きだけど、一向にうまくならないな、捗らないんだよな、というのは
きっと向き合い方が足りないから。

発表は、自分が弾く音楽を聴いてお客様に楽しんでもらう、
そのためにていねいに練習をしてモチベーションを上げる絶好の機会なのです。

今回残念ながら、コロナウイルスという感染症の影響でより多くの方々に生で聴いてもらえる機会を一つ失ってしまいましたが、
ささやかながら楽しみを共有する、発表する機会だけは作ってあげたいと思い企画しました。

強制ではありませんが、皆さんのご参加お待ちしています♩