やる気スイッチの引き出し方

1週間のうち、なかなか自分からピアノに向かえない子がいます。


こちらが声かけすれば向かうんですけどどうしたら自主性を引き出せるでしょうか?

お母様からの相談はよくあること。


楽器練習というのは勉強と似て、環境が大事なように思います。


時々、(練習してこないことを)もっと強く叱ってください、などと促されたりもしますが

私個人としては、怒ることでその子のお尻を叩くのはきらいです。人間否定的な言葉を浴びせられて、よっしゃ!とやる気が生まれるはずありませんよね。


ただ、シンプルに冷静に伝えます。

ノートを読み、

まずはお母さんが悩んでいることを伝えます。

先生も教えられなくて困っていること、

習うのは自分以外の誰でもないこと、


当たり前ですが、練習できない、のではなくしてくる気がないなら教室をやめてもらうことも伝えます。


この話をすることで、涙を流す子もいます。


そう、ピアノは指も脳もフルに使うので

思っている以上に疲れるものなんですよ。だから楽しいだけでなく、時に忍耐力が必要だったりもします。


以下、私が提案するお家の方が出来そうな、オススメのやる気スイッチ引き出し法を紹介しますね


ピアノの置き場所(弾く環境)を工夫する


小さな姉妹兄弟がいる場合、邪魔されないように配慮してあげる(とても大事な日課を行うという認識をもたせる)


自分から練習したら

step1…ピアノに向かった事実を褒める


step2…練習時間が少しでも長くなったら(具体的な数字を)褒める

短い場合はなにも言わない


step3…ノートに書いてあげる先生に伝える行為


step4…良いスタンプをもらえたら、思いきり褒める(この思いきりが大事)



とにかく、たくさん練習したことを褒めてあげてください。曲が仕上がったことも大事だけど、

身近な家族に努力を認めてもらえるのが何より嬉しいはず。


私は怒ることより褒めることでのばせる先生でありたいと思っています。


(練習するのは当たり前という前提で)

もし、私が怒り出したら、それは第二の成長段階に来ている証です!