ピアノを習う意味

私は三姉妹の次女です。


幼少期、姉妹全員同じ先生にピアノを習っていました。

私以外それぞれの事情でやめていき、私だけ音楽の道に残ったのですが、正直ピアノがちょっと負担というか、嫌いになる時期もありました。

でも、両親が粘り強く辞めさせなかったのです。


この子にはこれがある、これしかないという見極めがそうさせたからかもしれません。


それと、両親共に恩師である先生へのリスペクトが大きいからだとも思いました。

発表会で弾く先生の演奏の素晴らしさに毎回親子共に感嘆していました。



将来何の役にも立たないピアノを長年続けて、「月謝代が勿体なかった」という方がいます。


→ 普通に色々な場面で役に立ちますよ?

→ そもそも、人間性豊かになるのがピアノであり、音楽の魅力ですから。

 

例えば、大舞台で注目される中、一発勝負の演奏をする経験は、その子が大人になってからも普段からの振る舞いに現れます。


それを信じ、続けさせてもらえた結果

様々な能力が開花するパターンを私はみてきています。


単純に、ピアノという楽器が嫌いになってしまったなら潔く辞めたらいい、とも思いますが

好きなら続けさせてあげたらいいとおもう。


私はピアノの良さを伝える伝道師であり

そのために恩師がさせてくれたように、さまざまな音楽、演奏経験を提供する必要性を感じています。