その練習、10分で足りてる?

私が今まで教えてきた生徒さんの中でピアノの上達が比較的早い子の傾向を教えますね。


①毎日自らピアノに向かう(気分に左右されない、ルーティンが出来あがっている)


②苦手なところをコツコツと何度も反復練習している(粘り強さがある、負けず嫌い、努力家)


③練習曲以外にも好きな曲を耳コピして弾いたりする時間もある(音楽が心から好き)


これに加え、元々の音感があったり、リズム感に優れていたり、譜読みが早かったり

ともちろん先天的な要素はプラスされていくのですが


根本にあるのはピアノが好き、うまく弾けるようになりたいという強い気持ち。なんだと思います。


わたしも①から③までをすべて実践するタイプでした。たまに怠けることはありましたが(笑)どんどんレベルが難しくなるにつれ練習せざるを得ず、がむしゃらに弾いた時期があります。

(親に付き添ってもらったり、練習の仕方を具体的に教えてもらったことはないので、正しい練習法であったかはわかりませんが)


大人になるにつれ、

うまく弾きたい、弾いてやるという欲よりも

とにかく綺麗な音を出したい。自分が出すピアノの音を楽しみたい、になっていった気がします。

自分が奏でる音楽に対してより客観的に聴けるようにもなれるのです。



そこに到達するまでは本当に長い年月を要しますが、続けていたらいつか皆さんもその日がくるかもしれない。


題名にあるとおり

10分で満足の練習…なんて。まず、あり得ません!


どうか一人でも多くの生徒さんが

その事に気づけますようにと願っています♪