感覚は最終的なもの

私の教室では曲の合格ラインとして、必ず暗譜練習をするよう指導しています。(練習曲除く)

暗譜すなわち、曲の最初から最後までの作りをすべて頭に入れてその通りに指を動かし演奏することですが、これが案外難しかったりします。(当然1〜2日で出来ることではありません)
どんなに簡単な曲であっても、出発点として譜面を論理的に覚えていかないと
どこかで止まり必ず分からなくなります。 
(ピアノってめちゃくちゃ頭使うんですよ!)

日頃からなんとなくの感覚、受け身姿勢で弾く子が多いのが現状なのですが、
大事なのは自ら覚えようとする労力を課したり、きれいな音を出そうと探っていく力を身につけることだと思います。
(一通り弾けたら、すぐに満足しちゃうタイプの子がいますが小さい頃の私はそうでした。
でも、ある時期から変わりました!)
 
片手ずつの練習プラス苦手な部分練習。
はっきり言って面白くないし地味な作業かもしれません。
 
でもそこをしっかりとこなし乗り越えられる子が、上達していく傾向にあります。
 
憧れの最終的な〝感覚で弾ける〟〝心で弾く〟状態に持っていくために、いま必要だと思う練習をぜひ重ねてみてください。