日本人とリズム感

先日、リズムに関する興味深い文献をみつけました。
おもに日本人と西洋人の〝音〟の捉え方について書かれている章
---発声法の違いから始まり語学や文化、空気などとも関連付けてプチトリビアも織り交ぜてある---
が大変面白かったです。

言葉に関しての一番分かりやすい例で、
ドイツ語のder Vater(父親)の冠詞derは弱く(弱拍)Vaterのファを強調して発音するけれど(こういうのを音楽でいうアウフタクトっていいますね)
日本語だと冠詞はなくそのまま「お父さん」て言ったりします。
日本語というのは強拍から始まってる言葉が多く、方向にしてもアクセントにしても西洋の裏拍の取り方とは違いがある、
それは相槌の打ち方などにも顕著に現れているのだそうです。

遺伝的日常的に染み付いているモノ(身体の動き、脳の捉え方)の違いを知ることで、あらためて音楽での【リズムにノる】【拍を感じる】ということについて自分なりに紐解いていきたいです。