私はその昔、自分の恩師であるピアノの先生が大好きでした。
綺麗でおしゃれでピアノが上手
弾いている姿がかっこよくて。とにかく尊敬と憧れの念を抱いていました。
レッスンに関して特別スパルタというわけではありませんでしたが、毎週先生と会うたび適度な緊張感がありました。
そんな先生から、小4年のとき初めて大きなお叱りをうけました。練習をしてこなかったからではなく、分からないうやむやな事をそのままに野放しで弾いていたからです。
今思うとその叱って(注意して)くださったことが、何となく弾けていた自分、うわべだけでいい加減な気持ちでピアノへ向かっていたことへの気づきとなりました。
恥ずかしさと悔しさで
涙は帰宅後さらに溢れでたこと、今でも鮮明におぼえています。
これが私のターニングポイントといってもいいかもしれないくらい。
それ以降私は、レッスン中一度も涙を流したことはありません。
先生は
メンタルでも生徒に何か一つ気づきを与えられる人間こそ素晴らしい先生だと思っています。
音楽の基本は楽しさであると同時に
厳しさもあり。
何でもそうかもしれないですね。