譜読み

楽譜を読む=音符を読むのが苦手な子、多いです。
一口に譜読みといっても個人個人で仕方が違うと思うのでどれが正解というのはないですが、むしろそれで良いのです。

一番よくないことは、他人任せにすること。
例えば、楽譜が読めるお母さん、兄弟などにすべて音を教えてもらい一切合切を真似すること。
自分自身で音符を追うことを怠って鍵盤に視線が集中しているパターンの生徒さんほど、どこを弾いているのか分からなくなり音ミスが多いので、よくこう促します。

「鍵盤より、前を見て。きちんと音符を追いなさい」と。

譜読みって地道な作業です。
辞書を引くのにちょっと似ています。(慣れれば要領を得ていく)
私は、小さな子であってもピアノがすらすら弾けることよりも、時間をかけてでも自分で音符を着実に読むように努力させることのほうが大切な気がしています。