礼儀について(長文失礼致します)

先日、とあるピアノ指導者の本を読み私自身が指導者として欠けていた反省点に気が付きました。
それは、教室における最低限の礼儀作法についてです。
こんな事を今の時期に至って書くと、どれだけ堅苦しいお教室かと誤解されかねませんが、私は小さい頃から母親に躾けられていて極自然に身につき守っていたことだったように思います。
まず、教室の玄関ではきちんと靴を揃える。目を見てご挨拶。
始まる前にお願いします。
終わりはありがとうございました。
これはどの習い事や場面でも同じではないでしょうか。
(もちろんしっかり言える生徒さんもいます)

そして、お月謝の手渡し方についてです。
私の教室では毎月末に「お月謝袋」に現金を入れて生徒の手からの手渡しにさせていただいています。
お月謝をいただく側としてはなかなか言いにくかったのですが、ある時“先生、はい集金袋!”と渡す生徒さんがいて、うーん、これは違うぞ。どうしたものか?と感じていました。
そもそも、この何千円という高額なお金がご両親のお仕事から生まれたこと、それを持たせていただいてレッスンに来ているという自覚、レッスンに通うことが出来るのは「当たり前のこと」ではないということを教えていきたいと思っています。
小さい子であっても、お月謝袋の表面をこちらに向けて、両手で渡す。来月もよろしくお願いしますと言ってねと、言い方も分かりやすく教えることにしました。

もし、このブログを読んだ生徒のお母様たちがお子さんの様子を気にして話をしていただけたならこの上なく幸いです。