努力の意味

この頃、怠け気味な生徒さんを叱咤激励する日々が続いています。
努力足りてる?と。
以前のわたしは、レッスンの際声を荒げて怒ることをあまり良くないことだと思っていました。
叱られたら、その場で泣く子もいるし(私は帰ってからひっそり泣くタイプでした)、その場で落ち込み、萎縮してピアノを好きではなくなっちゃうんじゃないか。楽しいはずのピアノが何だか怖いイメージになるんではないかと。
そんなふうに恐る恐る考えていたふしがあり、褒める自分には積極的でも叱る自分に否定的でした。
しかし実際はというと、、まったく違うんですよね。
生徒に本気の気持ちをぶつけると、どんなに小さな子でもちゃんと理解してくれるものだと気づいたんです。そして、親以外の先生から言われたことばで考え、学び成長することって多分それなりの意味があります。
我が子にするように時には目を見て真剣に怒るのも愛情だから、今では思ったことをひとつひとつその年齢に見合った言葉を選んで、わかりやすく伝えるようにしています。

生徒さん、その事をお父さんやお母さんには内緒にしてたとしてもきっと胸に響いて何かを思うはず。そう信じ、最後は笑顔で帰します。